バスクの突風
yoyoです。
今年の春の雨は長くてもう2週間以上も毎日のように降り続いています。
どこに行っても「ひどい天気だよねー」と始まります。
気温もさがって、朝晩はまだ暖房が必要な時もあります。
”バスク地方=雨が多い” ここに住んでいる人たちはこのことをよく承知しているので、雨がらみの冗談をよく飛ばします。
「バスクで散歩する時は、傘と長靴は必需品だよ、水着ももった?」とか雨が多くてブツブツ言っている旅行者を見れば「おめでとう!君もバスクの洗礼を受けたね」とか・・・。
今日は・・・・・・・南風が強くて台風のようです。とにかくまともに歩けません・・・
この突風のような気まぐれな南風、バスク地方ではわりと頻繁にあります。
バスク語で、EGOI(エゴイ)と言い、荒れやすい大西洋となんだか似ています。
天気予報では平均風速は時速35キロメートル、突風が時速85キロメートルと出ていますが、庭に置いてあった10キロ以上はあると思われる子供の大きなショベルカーも遠くに吹き飛んでいるし、植木もなぎたおされています。
以前、しばらく家を空けた時に、この南風が吹いて、庭に置いてあったアロエや金のなる木など植木が全滅して泣いたことがあります・・・。
子供を保育園に送ってから郵便局に寄った時のこと、窓口の方に倍の料金を請求されて、「ん?」と思って確認したら、「あら、ほんとだ。間違えちゃった、きっとこの風のせいねー」と。
その後、寄ったカルフールのレジでは「ボンジュール」(おはよう)の代わりに「ボンソワール」(こんばんは)と言われ、「あらーいやだ、南風が吹いてるからなんだか調子狂うわー」と。
お茶目なバスク人たちです。
でもバスクには、この南風にまつわる神話がいろいろあるようです。
もともと、太陽や木、海、風など自然の力に神が宿っているという考え方があり、自然現象への崇拝心も強いですし、バスクの至るところで見かける十字「ラウブル(4つの頭)」の4つの点は、水、太陽、大地、火をそれぞれ表しているという説もあります。
日本の神道に通じるところがありますよね。
小さくて見づらいですが、大抵こんな風にまぐさの部分など家の入口付近にお守りのようにラウブルが刻まれていたりします・・・。
by yoyo
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